ベラドンナ・アート展の作品4作目です。
ラフ画はこんな感じでした。

こちらはかなりラフ画から変更されました。
実は『ありがとう』よりこちらの絵を先に描き始めていました。
最初はこのラフ画通りに下書きを描いたのですが、なんとなくしっくり来なかったので一旦保留にして、もう1つのF30号を描いてしまおうということになり『ありがとう』の方の制作を始めたのです。
『ありがとう』が完成してから再度こちらにとりかかることに。
改めて下書きしてあるキャンバスを眺めていた時に「ネコは『ごろんちょ』で描いているしなぁ」と思い、ネコからウサギに変更することにしました。更に、この子だけだと何か寂しく見えたので花を添えてみました。
で、描き進めてみて「これで行こう」と思えたところで、また写真撮っていなかった事に気付きまして(苦笑)慌てて撮ったのがコレです。

もうだいぶ進んでいますね(苦笑)
ネコの下書きの時に一度撮っておけば良かった。そしたらこちらとの違いが分かったのになぁ。
道筋が見えてからはどんどん塗り進めていくのみです。

花とウサギのどちらを前にするか、で少し悩みました。
考えている時『花と一緒に』というタイトルが浮かんできて、“一緒に”感を出すにはウサギが後ろの方がいいかなということになりました。
この後は一気に仕上げました。

服の花を描くのに手間取りましたが、他はスイスイと描き進めることがてきて、完成まで一番時間が掛からずに終わりました。
一応こちらもラフ画と一緒に撮りました。

だいぶ違いますね。
ラフ画ではネコに花冠を被せましたが、ウサギの服に花をたくさん描いたので、これに花冠も描くと画面がうるさくなってしまうので止めました。
以上、キャンバス作品4点の制作過程の紹介でした。
今回は途中経過を写真に撮ったので記事にしましたが、作品の解釈は見る人の自由でいいと思っているんですね。
なので、すでに展示されている作品を見てからこちらの解説記事を見て「え?本当はそうなの?」と思う方もいるかもしれませんが、実際に見て絵から感じたものが一番大切なので私の説明と違っていてもかまわないんです。
ぜひ会場で作品たちからいろいろ自由に感じ取って楽しんで下さいませ。
